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映画「Peace」

Peace公式サイト

先週(アップ遅れたのでもう1週間以上経ちました)
映画「Peace」を観に、シアター・イメージフォーラムへ行きました。

名古屋のお友達のお薦めです♪

想田監督が観察映画と名付けたドキュメンタリー手法で撮影・編集された映画です。
ネコが出てくる映画としか知らないのに、監督のティーチインがあるというので俄然行きたくなっちゃったんです。
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初めは野良猫たちと戯れるオジサンばかり出てくるんです。
庭で猫たちに餌をやっているんですが、そのやり方がお世辞にもきれいと言えない。
それでも毎日毎日、餌をやって一緒に遊ぶんですね。
猫の甘える様子や嫉妬するしぐさがほほえましい。
その平和な日々に、新参者の猫が入ってきて、猫社会も波乱が訪れます。
猫の日々と人間の生活を丁寧に追っています。

次第にカメラはこのオジサンのお仕事場にも踏み込んで行きます。
オジサンは障碍者外出のお手伝いをする車を運転するボランティア活動をやっていることがわかります。
車いすを押して、車に固定し、買い物のお付き合いをして、また家に連れて帰り、お金を払ってもらう。
病院の入り口まで連れて行けば外で待っている。
街に行けば回転ずしも一緒に食べる。
その仕事ぶりが、押しつけがましくなく、それでいて事務的に冷たいわけでもなく、
淡々と愛情を持ってやっているのがわかるんです。




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さらに奥さんは在宅支援施設を運営しています。
電話で忙しくあちこちに連絡をしたり、独居老人の家事支援に出かけます。

奥さんが出かける前は、洋服に防虫スプレーをかけるんですね。
老人の家にはダニがいて刺されちゃうから。

このシーンがリアルです。
とかくきれいに見せたがるメディアが多い中、いいことも悪いことも皆みせているなあと感じました。

癌末期で在宅療養中の91歳の老人の家で、奥さんが茶碗を洗うんですね。
すると台所に置いてある石鹸がネズミの歯型だらけ。
その石鹸を持って老人へ「ネズミが来てるみたいよ」とさらっとおっしゃる。
プロのお仕事です。
ついついお世話が長引いて、駐車場料金が100円オーバーしてしまったことに悔しそうにする奥さん。
福祉施設の運営が金銭的に相当厳しいことがわかります。

しかし岡山の駐車料金って高すぎませんか?10分100円!

映画の各所で福祉事業が金銭的に全く割の合わない仕事で、
現場の人々の犠牲の上に成り立っていることがわかります。
オジサンのやっている有料送迎なんて、有料だけど料金の上限が決まっているし、
ガソリン代と車の維持費でお金がすべて消えていくんです。
オジサンの給料は全くなしのボランティア。
善意だけじゃやって行けないなあ。

話はもどって、ある日、その老人が急に自分の戦争体験を話始めます。
30歳ころ召集がかかり、軍に入り内地で仕事をしたこと。
人の命が赤紙(召集令状)を送る郵便料金と同じ1銭5厘と言われたこと。
奥さんは家事をしながらこれまで聞いたことなかった老人の戦争の話を淡々と聞きます。
「へ~1銭5厘って初めて聞いた!」と少し驚きながら。

でも奥さんの歳で一銭五厘を聞いたことないなんて不思議~。
私だって知っているのに。
実は奥さんは私より若い!?オモオモ!

あ~ほとんど内容を書いてしまった。
カメラを持って撮影しているのはこの映画の監督である想田和弘さんなんですね。
オジサンと奥さんは岡山に住んでいる監督の義理の両親。
だからこんなに自然に入って行けるのかしら。

最後に仕事から帰ってきた義父母が家にいます。
奥さんはすぐ台所へ食事の用意。
オジサンはステテコ姿になって新聞読みながら畳へごろり。
そこで奥さんがするどい一言。
「猫に餌をやるのは反対なの。近所からだって文句を言われているのに。
せめて餌をやる時はきれいにやって欲しい。」

言葉はよく覚えてないけど、たぶんこんな感じでした。
奥さん、カメラの前で良く言った!
そうよね、あんなに餌を広げてやったり、ミルクをこぼしていたら、
庭の後片付けを毎日しているのは奥さんよね。
猫に餌をやって遊ぶのは微笑ましいけど、責任が伴うことを奥さんがしっかり言ってくださいました。

映画の後、想田監督のティーチインがありました。
監督、凄く良い人。

サインしてもらいたくて、映画のパンフレットと監督の本買っちゃいました。
観察映画って初めてだったので興味深かったです。
最後に奥さんがビシッと言ってくれたのが良かったです。
と伝えました。
監督も「そうなんです。父にはいつもきれいにするように言っているんですけどね(笑)」
と、すっかり家の事情を説明する婿さんでした。

遠くから見守っていらっしゃる監督の奥様も素敵でした。

想田監督、3日間15回のティーチインお疲れさまでした。
大変だったと思いますが、監督のお話で映画がより心に残るものになりました。
素敵な映画をありがとうございました。


想田監督ブログ

想田監督twitter
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写真は以下の記事からお借りしました。

記事

『選挙』『精神』の想田和弘監督、日常と野良猫から平和と共存を探る新作『Peace』

日常の「生の時間」切り取る ドキュメンタリー映画「Peace ピース」 想田和弘監督インタビュー

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ベル

Author:ベル
オム・テウン、ハ・ジョンウ、SS501を強力に応援中。
もちろん、キム・スンウ、ヒョンビン、イムジュファン、ぺヨンジュンも好きよ♪


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